まいたけの日記

140文字で収まらない気持ちの解放

高野文子さんという魔法

高野文子さんの絵には
魔法が宿っていると思っています。
どこかの動きの終わりや始まりではなく途中の動きを切り取り
絵からきっと動いているように見えるそんな魔法が詰まっていると思います。

そんな高野文子さんの魔法を見に、
大田区の昭和くらし記念館に行きました。

一番の衝撃は黄色い手紙の原稿だった
絵が切り貼りされて何度も貼られている原稿を見ることが出来た。
パースは方眼紙を貼り
一回ペン入れしたものの上に紙を貼り、また違う絵が描いてある。
本人の思うのところの角度がちがったのか透けて見える彼女なりの葛藤が見えるのが素晴らしかった。
また展示も素晴らしく額縁もただの額縁ではなく布や畳の縁など本人の裁縫好きも見える素晴らしい展示でした。

やはり生原稿や生原画には書いている人の
葛藤があって、それを見に行くことは損はないなと思いました。